いよいよ東アジアサミットがクアラルンプールで始まります。今回は、その意義について話をすすめていきたいんですが私では役不足。そこで、このHPにマレーシア史をご担当いただいている南雲先生にご登場いただきサポートしていただきたいと思いました。
ああ、そういうことなんですね。マハティールさんのルックイースト政策の延長線に、東アジア経済圏の形成というビジョンもあった訳ですね。
それでも今年の施政方針演説で、小泉首相は「東アジア共同体」という言葉を使っていますし、この共同体の形成に向けた日本の役割を外交政策の一つに規定しています。又、先の評議会はこの5月「東アジア共同体と日本の外交戦略」という文章を提起しています。
歴史学上の問題としては確定しているんですが、政治的思惑が色々あって、歴史修正主義の逆流が学問レベルとの異なる場で起きています。私は一過性のものだと思っています。アメリカも大切でしょうが、中国と関係、アジアとの絆を結んでいくことが、日本にとってどれだけ大切か、真剣に考えなければならないのが、今だと思います。15年戦争というのは、イギリスと日本の市場分割戦だったはずです。欲を出しすぎてアメリカを引き込んで大敗北をした。これが、いわゆる太平洋戦争です。アジアの戦争は、明らかに植民地市場分割だった、というのが私の見解です 。