常に控えめで、謙虚であることが大切なんですよ。現在の日本は競争原理がはたらく社会に変わってきて、だいぶ異なった面を持っていますが……。文化の底流を知っておけば、必ず役に立つ時がきます。
年賀状を出すという習慣も面白いですね。でも、28日に出しても、元旦には届きませんよ。門松、注連縄、鏡餅、御節の意味をというか、語源を教えていただけませんか。
ここからは、食文化の話に移行してしていきましょう。私は関東の人間ですから、おすまし仕立てで「江戸雑煮」なんです。京都に来て20年くらいになりますが、「京風の白味噌仕立て」はいただいていません。雑煮って、それぞれの家庭でも異なっていますし、地方地方の食材をうまく生かしていますよね。
そうですね。15日間の食材ですから…。一応申し上げておきますけど、「二の重」は、魚とその加工品、「三の重」は煮物となっていますが、今日では食生活の変化や欧化から、ローストビーフからウインナー、中華料理まで雑多に詰まっていまして、子供中心の家庭でしたら、根本からお節の構成が変化しています。